平屋を得意としているハウスメーカーに依頼しよう

平屋を得意としているハウスメーカーに依頼しよう

新築の家や注文住宅はほとんどの家が2階建てとなっていますが、平屋の家は階段の上り下りの必要が無いため事故やケガの心配も少なく、地震や強風に強いというメリットのある住宅です。
将来的にもバリアフリーで暮らしやすく、生活動線もコンパクトでシンプル、家族とのコミュニケーションも取りやすいので若い世代にも人気があります。
そんな平屋の家を希望するには、平屋の住宅を得意とするハウスメーカーに注文を依頼すると理想の家を手に入れることができます。
得意としているかどうかの基準には、デザイン性の高い平屋の住宅がもともと用意されていて、家の中は天井が高く広い空間を作ることができる設計となっており、広い屋根を利用して太陽光パネルを設置することに長けていることなどが挙げられます。
また、バルコニーの代わりとなる庭の広さや利便性などにも注目、洗濯物は干しやすいか、BBQなどを行うことは可能か、など、家の中と外をどう繋げているかも大切なチェック項目です。

平屋に住めば高齢者は生活が簡単になります

現在50代や60代の人が一戸建てを建てるならば、平屋の利便性を知ってもらいたいです。
一時期、日本の都市部では貧しさを感じさせる住宅として扱われた時期もありました。
しかし高齢者が増えている日本では、その素晴らしさが再確認されています。
平屋の良さは、二階がないから室内に階段がないことです。
若い頃は気にならないかもしれませんが、足を悪くすると階段をのぼるのが困難になります。
2階建ての家に住んでいても、2階に全くのぼらない高齢者は多いです。
そうならないためには、バリアフリーの平屋を建てるのがいいでしょう。
まず玄関前の階段からなくして、ゆるやかなスロープにします。
玄関の上り框も可能な限り低くして、車椅子の人が自力で上り下りできるようにするといいでしょう。
室内の段差も可能な限りなくして、ドアは引き戸にすると扱いやすくなります。
開き戸だと車椅子の人は、進んだり下がったりしなければならないから不便なのです。
腕の力がなくなってきても楽に引き戸を開け閉めしたいなら、吊り下げ型が簡単です。

著者:清家英雄

筆者プロフィール

長野県上田市生まれ。
一級建築士として様々な住宅を建設。
今回は平屋について情報をまとめました。